―もともとサッシ取り付け職人だったことから
もともと同じこの職種の施行をやってたんです。現場取り付け専門です。親方が居て、15、6歳から、そこにお世話になって、専属の取り付け職人ですね。そこに世話になっていて13年目に、リーマンショックだったかな、なんかで、1回の仕事がまるまるなくなっちゃったんです。まるまる埋まんなくなっちゃった。30日のうち15日ぐらいしか仕事がないとか、そんなもんでそれが給料に影響するじゃないですか。子どもが2人目生まれるんで、やってけねえなってことになって、自分で「取り付け職人の独立をします」ということで、実際客0人から始めたんだけど、運良く結構顧客がついて、2、3年取り付け職人の、渡り職人というんです。あっちの仕事受けたり、こっち受けたりって、取り付けの施工仕事だけでやってたんです。
―顧客が増え勢いのままに川口の大きな工場に移転
そのうちチャンスがあって、「工場を持たねえか」っていう話をいただいて、墨田区のほうに、アパートの1階部分で、天井がすごい普通の一般の住宅なんだけど、何平米あったのかな、とにかく小さいところで家賃が7万円だか、そこから始めたんです。こんな大きいとこでやるつもりはなくて、ちっちゃいものだけやれるような感じでした。そこから始めたんだけど、そこで何年やったんだろうね。2年ぐらいやってたのかね。お客さんの要望というか、結構お客取れる自信が出てきたんで、「大きい工場にしよう」とここに一番のお客さんが近くに居るから、川口に移ってきた感じで、ここに来てから20年くらいになります。
―サッシ制作・取り付けとはどんな仕事?
簡単に言うと、ブティックとかの、ちょっとシャレた店の入り口のサッシ。それがアルミだろうと鉄だろうとステンだろうと、いろいろ、オーダーであるんですけど、単純なサッシじゃないということですね。ちょっとシャレた、高級じゃなくても。そういうサッシの、ものを作って、それを取り付けに行くまでの仕事です。
だいたい受注元は工務店になるのかね。工務店つうのかな内装会社と言うんですか。そういうところからも多いです。元請け会社からとか、正確に言うと二次受注が多いですけどね。
―施工先は皆さんに身近な大手モールにも
商店街とか、今は、ララガーデンとかにもなんと言うか、アウトレットとか、いっぱい店舗が入ってるようなとこがあんじゃないですか。店舗が、皆さんわかってないかもしれないけど、入り口にサッシみたいなものが付いてます。ガラスが入ってなくても、入ってるところもあるし、ああいう感じのものが多いですかね。